4月16日 手術から9日目

 手術から9日が経過した。傷の腫れもだいぶ引き、傷自体のズキズキは消えた。しかーし。安心したのもつかの間、夜眠れないほどの筋肉痛が!!!!Muskelkater(直訳すると筋肉の雄猫)で眠れないなんて信じられない。

 

 今まで使っていなかった筋肉を使うようになったからだろうか。毎晩、1時か2時頃に痛みで目が覚めるようになり、それから眠れなくなってしまった。トホホ。仕方なく、看護師さんに痛み止めを持ってきてもらい、それを真夜中に飲むようになってしまった。あーあ。早くこれが不要となるといいのだけど。

 

 術後1週間が経過したので、朝と昼のフットポンプは終わり。 機械もベッドから外されて去っていった。ガックシである。あの、空気圧による優しい締め付けが好きだったんだけどなー。

 

 去る者あれば来る者あり。今日から理学療法士さんによるリハビリに加え、作業療法士さんによる指導が加わった。日々の生活で気をつける動作などを教えてくださる。また、しゃがみ方、起き上がり方、階段の上り下りのやり方など、具体的な動作も手取り足取り。人工股関節の弱点は「脱臼」。これが起きるとえらいこっちゃになるらしい。だから脱臼しないような姿勢を覚えなくては。

 

 ここから先はジマン。私はとても回復が早く、あっという間に車いすも杖も卒業してしまった。主治医の先生が「早めに退院しますか?」と聞いてくださったので「はいっ」と即答した。即答したあとでちょっぴり後悔。三食昼寝付き、看護師さんによる優しいケア、同室やお隣の部屋の人たちとの楽しい「人工股関節談義」、ほにゃく仕事し放題…。この心地よい居場所を自ら放棄するのか?イケメン理学療法士さんとも会えなくなるぞ。帰宅すれば家事が待っている。誰も私をチヤホヤしてくれない…

 

 先生は「気が変わったら、もっと長くいてもいいですよ」と言ってくださったけど、ワンコに会いたいのでやっぱり早く退院することになった。退院日は週明けの19日(月)。寂しい。

 

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懐かしい黒糖入り食パン。意外と美味しい。