8月31日 手術から6日目

 明日で術後1週間。あっという間だった。今日も私は絶好調! …と言いたいところなのだけど、昨夜は太ももが痛くて何度も目が覚めた。脚をどこに向けても痛いのである。眠れないのはつらいので、看護師さんに泣きついて痛み止めを追加で処方していただくことになった。今夜は大丈夫だといいな。

 

 とはいえ、起きている間は絶好調である。リハビリの先生には「ヒールのある靴を履けるようになることが目標です」なんてアホなことを言ってしまった。今はぺったんこ靴ばかり。この年でピンヒールを履こうとは思わないけれど、せめて4センチくらいのヒールは履けるようになりたい。私は背が高めなので(165センチ)あまり高いとアレなんだけど、たまには履いてみたいのである。

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 さて、病院名物(?)黒糖パンの朝ごはんを食べて元気を出したあとはリハビリとお仕事。カップに入っているのは、例のインスタントコーヒーを溶かした牛乳であーる。まだ溶け残っていたみたい。スイカがおいしかった。

 

 リハビリでは、正しい歩き方を教わっているところ。前回も書いたけど、足をかばうようにして長年歩いてきたので、使うべき筋肉を使わずにきた模様。こっちこちに固まっているのでそれをほぐしつつ、うまく使って歩けるように練習をしている。また、階段の昇り降りも課題。正しい筋肉を使うことが大切みたい。普通の人は難なくできているのに、私はそれができていない。この病院はリハビリは入院中のみ。なので退院後は、それまで通っていたクリニックでリハビリを続けることになる。

 

 夕方、先生がお見えになった。今週の土曜日退院でOKが出た!本来なら水曜日までいられるハズなので、4日も甘えん坊ライフが縮まってしまう。それでも家が気になるし、自分の布団でゆっくり眠りたい気もするので、これでいいんだと思うことにしよう。

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今日のおやつの一部。かわいらしいぶーちゃんのチョコだよん。ぶーちゃんはドイツでは Glücksbringer 、福をもたらしてくれる物。めでたい。 

 

8月30日 手術から5日目

 さて、今日はまた月曜日。今日は仕事の納品がある。まさか病院から納品することになるとは思わなかったけれど、お仕事だから頑張らなくては。朝は6時に電気がつくのでそれから最後の見直しをし、10時前にメールで納品した。そのあとすぐリハビリ。

 

 なんだかんだとあわただしく、あっという間に昼食になった。ごはんにかけてあるのは持参した昆布と、これまた持参した黒ゴマ。私ったら、ゴマが大好きなのでなんでもかけたくなるのであーる。

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 入院したら退院するまで、ずっと着圧ストッキングをはくことになる。血栓予防のためなのだけど、ずっと履いているのもアレなので、今日は洗濯した。さて、どこで乾かそうかと思い、屋上庭園へ。あそこは灼熱ジゴクなので、コンクリートの上にのっければ数分で乾くだろうと思ったのだ。

 

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 花壇の縁のコンクリートにのっけたら、ものの数分で乾いた!(笑) ゴムのところだけ少し湿っぽかったけれど、まあいいや。これ以上いると、ストッキングが乾く前に私が日干しになりそうなので退散。

 

 夕方に主治医の先生がいらっしゃり、「いつでも退院してOKです」と言ってくださった。明日でもOKとおっしゃりそうな勢いだったのだけど、もう少しリハビリを受けたい気がする。週末でも退院手続きはできるとの話なので、今週の土曜日にしようかな。土曜日なら家族に来てもらえるので、荷物を持つ必要がない。さすがに、まだ重い荷物は持てないから。

 

 まだ決定ではないけれど、この上げ膳据え膳甘えん坊ライフもあと4日かもしれない。本当なら来週の水曜日まで入院できる。わざわざ自分から、この極楽生活を手放すのか?とまた自問自答しちゃう。でも、家が気になるし、またレモンやゆずに蝶がたくさん卵を産み付けたらしいので、早く帰りたい気もする。うん、やっぱり土曜日に退院しよう。

 

 

 

 

8月29日 手術から4日目

 もう長いこと入院しているように思えるのだけど、火曜日からまだ5日しかたっていない。手術からは4日目。「焦ってはいけません」と何度も釘を刺されているので(私は、かなりせっかちに映るらしい)、今日も一応、杖を持って歩いた。でもたぶん杖なしでも大丈夫そう。ただ、前回と同様で手術したほうの太ももがパンパンに腫れていて曲げづらい。皮膚の表面はもうぱっつんぱっつんで、今ならさぞかし水をはじくだろうと思う。子供のころのように(遠い目)。この腫れが引かないと、スムーズに脚を動かせないんだよな~。前回の入院前、看護師さんから「いつもより2サイズくらい上の下着を用意しておいてください」と言われていたので、ネット通販でデカパンを10枚ほど購入した。今回もそれを持ってきたのだけど、あまりのデカさに見ていると笑える。だけど穿くとちょうどいい。それくらい腫れているってことなのね。

 

 今日は日曜日なので本当に静か。リハビリもないし、お医者様もいらっしゃらない。静か~な1日だった。ベッドにテレビが備え付けられていて、テレビカードを購入すると見られる。だから時々、同室の方のくすくすっという笑い声が聞こえてきて平和である。

 

 今日も屋上庭園へ行ってみた。花壇と芝生を見るとホッとする。早くスタスタ歩けるようになるといいな。早く行動範囲を広げたい。転んで骨折したりしないように気を付けなくては。

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8月28日 手術から3日目

 回復は順調である。しかーし、夜はやっぱり痛む。今夜は痛み止めを追加で出していただこうかと思案中。

 

 朝は恒例のフットポンプで始まる。寝ていることが多いため、いわゆる「エコノミー症候群」により、血栓が肺や脳に飛ぶのを防ぐ必要があるらしい。これを7時と13時に1時間ずつ。しゅっぽんしゅっぽんと音を立てながらポンプが空気でふくらはぎをモミモミしてくれる。

 

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さて、あちこち歩きたくてウズウズしているのだけど、リハビリの先生や看護師さんたちから釘を刺されているので無理はしないようにしている。今日もお隣の外来棟の屋上にある庭園へ行ってきたのだけど、杖ではなく車いすで行った。びゅんびゅん飛ばしたくなるのを抑えながら安全運転で。

 

 

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 春に上ったときはとても気持ちがよかったのだけど、今はすさまじい残暑の真っただ中。4時過ぎでもほとんど真昼間のよう。暑い… 

 

 週末はリハビリもお休み。先生がいらっしゃることもなく、看護師さんの人数も少なめ。静かな午後であーる。昨日、ほかの患者さんが先生と話していらっしゃるのが聞こえてきてしまったのだけど、この病院は整形外科が売りなんだそうな。で、このコロナ禍だからこそ、きっちり診療をして病院の経営を支えないといけないのだそう。病院が傾いたら何もできなくなっちゃう。緊急の手術以外はすべてストップしてコロナ対応をしろ!と言わんばかりの人もいるけれど、そんなことをしたら医療全体が滅びるとの話。私の手術は不要不急なのでは?と思い、申し訳ない気がしたのだけど、それを聞いて少し救われた気がした。私が手術をすることで、医療を圧迫してしまったのでは?我慢すべきだったのではないか?と心配だったから。

 

 しかーし。ほかの入院患者さんを見ていると、私なんて軽症の部類だったのではと思える。足は痛かったけれど、とりあえず歩けていたもんね。だけど、病院に来るだけで一苦労という方も多い。もうほとんど歩けないくらい限界まで耐えた方も。そういう方々にとっては、人工股関節置換手術は不要不急なんかじゃないと思える。入院の時は皆さん、苦痛に顔をしかめながら入ってくるのだけど、退院のときは笑顔になっている。医療の進歩はすごいなあ。とにかく早くコロナが収束することを願ってやまない。

 

 

 

 

 

8月27日 手術から2日目

 今日は手術から2日目。びろ~な話で大変恐縮なのだけど、導尿の管を入れるのは膀胱炎のリスクもあるらしい。昨夜あたりからどうも膀胱がしくしく痛むので、看護師さんにお願いして朝イチで導尿の管を外していただいた。ふう、楽になった。お昼くらいまではしくしく痛かったのだけど、午後からそれも消えた。やれやれ。

 

 そしてリハビリ2日目。もう杖を使って歩けるようになってしまった。今回は回復が早い!「私って、すごいかも?」と調子に乗りかけたら、看護師さんと理学療法士さんから釘を刺されてしまった。「くれぐれも焦らないように。ゆっくり回復を目指してください」と。私と同じくらいの年代の患者さんが油断しているうちに転び、骨折して大腿骨が縦裂きになったという… そんな怖い話を聞き、おとなしくすることにした。

 

 …ということで、無理せず車椅子で1階のコンビニへ行ってコーヒーを調達してきた。そう、カーテンを閉めての隠れ食いである。このひとときのために私は入院していると言っても過言ではない。(↓ カーテンを閉めているので画像も暗い…苦笑)

 

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 ずびずびコーヒーをすすってしみじみ~と味わっていたら、いきなり「●●さーん」という声がして、主治医の先生が現れた。オヤツの隠れ食いしているところを見られてしまった。悪いことをしているわけではないのだけど、なんとなく恥ずかしい。その後、看護師さんが来たときも「おっ おいしそうなコーヒーのにおいがしますねー」と言われた。てへへ。

 

 こうして術後2日目も無事すぎた。明日は土曜日。週末は看護師さんの数も少なく、リハビリもないのでなんとなく静か(前回がそうだった)。ゆっくりまったりしよう。

 

 

 

8月26日 手術の翌日

 今朝から食事が再開。8時の朝食が待ち遠しかった。一晩中、ひもじかったから。

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 典型的な病院食だけど、ひもじかったからおいしくいただいた。今回もふりかけの昆布を持参した。そしてさらに強力なのがコレ!

   

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 友達がお土産にプレゼントしてくれたilly のインスタントコーヒー。これが激ウマ!インスタントコーヒーの常識を打ち破るおいしさ。これがなくなったら、絶対に買うぞ!これを牛乳に入れて飲むととってもおいしいカフェオレになる。実は毎朝出てくる牛乳があまり得意ではなく、前回は飲み干すのに苦労していた。これをさらさらっと入れるとお代わりが欲しくなるくらいグビグビいけちゃう。普通に熱湯に溶かして飲んでもおいしいのだけどカフェオレはぜひお試しを。

 

 

 さて、今日は午後からリハビリ第1回目。車いすに自分で乗ってトイレに行けるようにする練習。自分で動けるようになると、行動範囲が広がるのでありがたい。楽しみだー。

 

 

8月25日 手術

 さて、今日は手術の日。昨夜の9時から絶食。水分は朝の6時から禁止。びろ~な話で恐縮だけど、お通じがなければ7時におカンチョ~。手術中は筋肉が弛緩しているので、おなかにたまっていると漏らしてしまうこともあるとの話。そんなことになったら大変なので、お腹はきれいにしておかなくては。

 

 8時半までに術衣に着替え、8時45分になったら看護師さんと手術室へ。前回同様、手術室のあの張り詰めた雰囲気に「かっちょいい!!医療系ドラマを見ているみたい!!」となった。看護師さんも医師の方々も、皆さん凛としていてカッコいい。

 

 手術は前回経験しているので、だいたいの流れは分かっていた。いや、分かっていたからこそ緊張する。と言っても点滴に麻酔薬が入ったら一瞬で「んがーーーー」となった。でもって、「●●さーーん、深呼吸してださい」という声で目が覚める。その間、体感的には「あっという間」。でも時間を聞いたら11時半とのこと。そっか、麻酔が覚めるまで2時間半だったのね。

 

  麻酔が切れてくるとズキズキしてくるけれど、これも想定内。看護師さんに頼んで痛み止めを点滴に入れていただいた。すーっと楽になる。熱が出たので看護師さんが氷枕を持ってきてくださった。極楽。同じ姿勢が続くと床ずれになるとのことで、看護師さんが枕を足の下に挟んでくださる。快感。ああ、この甘えん坊生活が永遠に続けばいいのに…

 

 かくして世は更けていった。外から遅い時刻の電車の音が聞こえる。それも聞こえなくなり、真夜中だと分かった。無事、手術が終わってよかった。家族にLINEで無事である旨を伝え、私もまたうとうと…

 

 

 

 

8月24日 再び入院

 久しぶりにこの日記を再開する。ぬゎんと!4月の右側に続き、今度は左側も人工股関節を入れることになったのだ。間が4か月というのは、かなり早いらしい。お隣のベッドの方は1年の間を空けたとおっしゃっていた。私はせっかちなので、「ええい、さっさとやっちまおう!」となったのである。

 

 4か月ぶりの病院はとても懐かしい。看護師さんも何人かは覚えていてくれて、カルテを見る前に「あれ?前にも入院されましたよね?」と言ってくださる。うれしい。そしてイケメン理学療法士さんも覚えていてくださった。「たしかドイツ語の方ですよね?」と。

 

 手術前日の入院となるのは前回と同じ。朝9時半に来て手続きを済ませ、病棟へ案内していただく。ちなみに入院の前日、すなわち昨日の朝、PCR検査のために唾液を採取して病院に提出している。陰性なら入院OKかと思いきや、入院当日にも再度PCR検査が行われた。この感染の状況だから仕方がないのだろう。

 

 股関節の手術は、どちらかというと「不要不急」の手術。もしかしたらコロナの感染拡大を受けて延期になるかな?と覚悟していたのだけど、どうやら予定どおり行われる模様。医療関係者の方々は大変そう。医療機関もひっ迫している中、なんだか申し訳ない気がする。

 

 さて、今回も当然「入院ほにゃくライフ」を送る。お仕事もがっつりある。ただし今回は映像の持ち込みがNGだったので、やり方を変えないといけない。制作会社のご担当者がアップロードしてくださった映像をオンラインで見ながら訳を作っていく方法。普段はパソコンに取り込んだ映像を字幕制作ソフトで開き、訳を直接書き込んでいくのだけどそれができない。しかもベッドで病院のWi-Fiをつなぐことは禁止されているのでこまめに映像を見ることはできない。ちょっとやりにくいけれど、「昔取った杵柄」で、映像を頭の中で再生しながら訳していく方法を思い出して頑張る。

 

 さてさて、今回もオヤツをたんまり用意して臨んだ。1階にあるコンビニでコーヒーを買い、カーテンをしっかり閉めての隠れ食い。これが最大の楽しみ。えへへ。今回は娘がサダハルアオキの焼き菓子とベル・アメールのチョコレートを持たせてくれた。2週間ちびちび食べるぞ!

 

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 明日は手術。9時以降は絶食、朝の6時以降は水も禁止。7時におカンチョ~してもらい、9時から手術である。stressfrei, schmerzfrei のすこやかほにゃくライフを目指して頑張るぞ!

6月19日 手術から2か月半

 早いもので手術から2か月半が経った。どこまで書いたか忘れてしまったのだけど、入院仲間に紹介してもらったクリニックでリハビリを受けることになった。そして今日がリハビリ初日。

 

 なんと予約は朝の9時。朝9時にキティちゃんやぽむぽむプリンがいる駅まで行くには、8時前に家を出ないといけない。しかも土曜日。ね、眠い…

 

 しかし頑張って早起きし、9時前にクリニックに着いた。リハビリは9時ちょうどにスタート。あちこち診ていただいたところ、股関節周りの筋肉がまったく使えていないことが(再び)発覚。先生がぐりぐり押してくださるのだけど、それがえらく痛い。「イテッ」と言っちゃうくらい痛い。長い間、骨盤で歩いていたからなのね。

 

 理学療法士の先生の指導に従い、百均でテニスボールを購入。自宅でそれをお尻の下に入れてグリグリすることになった。さらに横向きになり、お尻の横のところもグリグリ。これが痛い。

 

 それ以外にも筋肉を鍛える体操を教わり、それをしっかり続けることになった。次の予約は2週間後。それまで頑張らなくては。

 

 

 

6月3日 手術から8週間

2か月経った。手術したほうの股関節はだいぶイイ感じ。E気持である(これが分かる人は昭和♬)。しかーし。髪が抜けた気がする… いや、「気」ではなく、確実に減った。入院中、枕にかなり抜け毛た落ちていて「ギョギョ!」となったのだけど、これはやっぱり手術の影響なのだろーか… 帰宅してからも、髪を洗うたびにかなり抜けている。私はもともと毛が多く、剛毛系なのが悩みの種だった。「ああ、半分くらいになったらラクなのに…」といつも思っていた。母も祖母も、亡くなるまでフサフサ。介護の方も驚くほどだった。だから私も一生、抜け毛とは無縁だと思っていた。

 

 

     なのに!!!

 

 

前髪が明らかに減った(涙)。さすがにE気持とは言ってられない。E電くらいヤバイ。これは元に戻るのかなぁ… いや、若い頃の髪の量には戻りたくないけれど、せめて手術直後くらいには戻りたい。枕についた抜け毛におののくなんて、世の男性は気の毒だと思った次第(←コラ)

 

特に貼る画像もないので、ガクアジサイの画像を貼っちゃうぞ。ピンクのほうは「ダンスパーティー」という種類らしい。も、もしかして「ダンパ」?いや、これは死語か。

 

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5月30日 手術から7週間とちょい

3日前の木曜日、術後の検診に行ってきた。この日はあいにくの雨。転ぶとヒジョ~に危険なので、ゆっくりゆっくり歩いて病院へ。診ていただいたところ、右はだいぶいい感じのようだ。まだしびれは取れていないのだけど、先生のご説明では、「表面的なしびれなら大丈夫」とのこと。足全体がしびれていたり、足の深いところがしびれているとヤバイらしい。表面なら想定の範囲内とのことだった。それ以外の痛みもなく、傷口もきれいな一本線になり、湯船に浸かるのもOKとなった。嬉しい。久しぶりの湯船である。

 

術後の経過がよく、痛みから解放されると反対側の股関節が気になってくる。痛みはむしろこちらのほうがひどかった。しかし軟骨のすり減り方は圧倒的に手術をした股関節のほうが進行していたとの話。あと1~2年待つ選択肢もあったのだけど、思い切ってこっちもやることにした。

 

もう少し先だけど、また入院ほにゃくライフを送ることになりそう。仕事の状況や家族の生活を考えて時期を決めなくては。このブログも不定期の更新ながら、まだまだ続きそうであ~る。

 

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5月23日 手術から1か月と2週間ちょい その2

その2とは…

 

手術をした右股関節は順調に回復している。くしゅくしゅっと縫い縮めてあった傷口は、体内で糸が溶けたのだろう(←「糸が解けたのであろう」と書くと、別の意味になっちゃう。漢字ってスゴイ)。「あれ?」って感じがして、突然伸びた。傷口は見事な一本線となり、ひきつれる感覚も無くなった。スゴイ。ただし周囲の筋肉は固まったまま。これは辛抱強くリハビリでほぐすしかないのだろう。

 

ところが~~ 今度は左の股関節が痛くなってきた。いや、前から悪かったのだけど、右ほどではなかった。右は末期、左は進行期と診断されている。右がよくなれば、左の負担も減って良くなるのでは?と勝手に自己診断していたのだけど、甘かった。痛い。痛いのである。トホホ。

 

同じ病室に入院していて仲よくなった股関節シスターズに相談すると、皆さん術後もリハビリに通っておられることが分かった。手術してもらったところは大病院なので、術後の外来によるリハビリは行っていない。小さな病院を探さなきゃ~とは思っていたのだけど、どこがよいのか分からない。ちょっと遠いけれど、私もシスターズと同じクリニックへ行ってみようかと思っている。月に2回ならなんとか通えるかな。そこで、左も手術すべきかどうか相談してみよう。

 

…というワケで、もう一度、ほにゃく入院ライフを送るかもしれないと思っている。やれやれ。

 

 

 

 

5月22日 手術から1か月と2週間ちょい

こちらのブログはちょっぴりご無沙汰。この間、股関節がらみでイロイロあった。愚痴をコボすのは恥ずかしいけれど、いいことばかりじゃないのでコボさせてくだしゃい…

 

その1)

入院中にほにゃくしたシリーズ物のクライアントチェックが戻ってきたのだけど、出来が悪かったらしく、ちょっと言われてしまった。「入院ほにゃくライフ♬」なんて調子に乗っていたけれど、やっぱり無謀だったのかと落ち込んだ。入院の予定があるなら断るべきだったのかもしれない。だけどこのシリーズは本来2月に来るはずのものが2か月も遅れ、入院と丸かぶりだったのだ。好きで入院中に仕事をしたのではなく(いや、好きだけど)、入院中も進めないと間に合わないというのが実情。

 

「あんなに無理して、痛みを押して頑張ったのに… 同室の患者さんたちが気持ちよさそうに眠っている中、私はひとりパソコンに向かってほにゃくしていたのに…」と滝のように涙が出た。

 

しかーし。その後、頭を冷やした。大元のクライアントからすれば、末端の翻訳者が入院しようが手術しようがそんなのは関係ないのだろう。←こう書くとフテくされているように響くかもしれないけれど、そうではなく、クライアントにも上映や放映の都合がある。映像素材の到着が遅れたのであれば、日本での作業で挽回するしかない。自分は末端の作業者(←決して拗ねて言っているのではなく)であるという事実を改めて認識した。と同時に、成果物で勝負の世界なのだということも。入院中であろうとなかろうと、完璧な翻訳をあげなくてはすぐに消えてしまう。若くて優秀で仕事が速い翻訳者さんは山のようにいる。老骨にムチ打ってヨロヨロ翻訳しているようじゃ、もう太刀打ちできなくなるだろう。そんな現実にあることも痛感した。

 

冷静になれば、こういう事情はすんなり理解できる。だけどチクリと言われた日はそこまで余裕がなくて、久しぶりに泣いた。同業のお友達で作っているグループ LINE でコボしまくったら、みんな優しく慰めてくれた。ああ、友達って本当にありがたい。私が鬱陶しい愚痴をしつこくコボしまくっても、みんな受け止めてくれる。ありがたや~ありがたや~。みんな、ごめんね。本当にありがとう。

 

 …ということで、今日もせっせと頑張るほにゃく犬である。あと10年…などと贅沢は言わないけれど、せめてあと7年はほにゃくの仕事を続けたい。日々精進である…。

 

人工股関節の手術を受けるぞ!

 長年、変形性股関節症の痛みに悩まされてきた。股関節のクッションの役割を果たしている軟骨が摩耗し、骨盤の臼蓋(股関節を受ける、受け皿になる部分)と大腿骨の骨頭(先っちょ)が直接あたり、変形してしまう病気。もともと臼蓋が小さいらしい。だからいわゆる「応力集中」がおきてすり減ってしまうとの話。特に女性に見られるそうで、これに悩まされている人はとても多いらしい。

 

 これまで毎年2回ほどドイツへ行っていたのだけど、回を重ねるごとに町歩きがきつくなっていた。できるだけ徒歩の部分を減らすため、行く前から市電や地下鉄の路線図を調べ、最短距離で回れるように工夫したり、ちょっと離れたところにある場所は行くのを諦めたり。夜はシップを貼りまくって寝た。痛み止めも手放せなかった。

 

 しかーし。そういう工夫ももう限界。日常生活にも支障を来すようになってきたので決心した。どうせコロナ禍でどこにも行けないのだから、この間に手術をしてリハビリも済ませ、克服してしまおうと。

 

 しかーし。ほにゃく仕事は絶対に休みたくない。クライアントや制作の方々に迷惑をかけるのは不本意だし、NO ほにゃく、NO ライフの私。最近の病院は Wi-Fi も通っているし、みんなパソコンを持ち込んで仕事をしているとの話。そだ!私も入院中に仕事をすればいいんだ!家事がない分、むしろはかどるかも?

 

 …根が単純なワタシはそんなことを考えてさっさと病院で手術を予約。手術日は4月の7日と決まった。病院は股関節外来があり、股関節の手術ではとても評判のいい某所。駅近で、交通アクセスもすごくいい。話はトントン拍子に進み、手術の前日に入院することになった。さて、わくわく入院ほにゃくライフの始まりであーる。私の期待どおりの充実ライフが送れるのだろうか・・・? (続く)

 

 追記:セキュリティの問題があるので、入院中に翻訳をする場合はクライアントの許可を取ることが必須!今回、私は事前に伝えて了承していただいている。

 

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         ~もくじ~

 

 


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